

- HDVってどんなETF?
- 配当金はどれくらいなの?
- 利回りや構成銘柄も教えて!
このような疑問に応えます。
HDVとは、極めて質の高い銘柄を少数揃えた米国高配当ETF。
この記事では、そんなHDVの配当金に加え、利回りや構成銘柄を紹介します。
本記事を参考にすると、HDVの特徴を詳しく理解でき、あなたが購入するべき高配当ETFが分かります。
- HDVとは?
- 【HDV】配当金推移
- 【HDV】構成銘柄
- 【HDV】セクター比率
- 【HDV】他の米国高配当ETFとの違い
- 【HDV】みんなの評価
- HDVはこんな人におすすめ
- HDVを購入するのに便利な証券会社
HDVとは?

HDV(正式名称:iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)とは、世界第1位の資産運用会社ブラックロック社が運用するETF。
指数 | モーニングスター配当フォーカス指数 |
設定日 | 2011/03/29 |
構成銘柄数 | 74 |
経費率 | 0.08% |
配当回数 | 年4回 |
直近配当利回り | 3.88% |
※2021年3月時点
HDVは、モーニングスター配当フォーカス指数に連動を目指した高配当ETFです。
モーニングスター配当フォーカス指数は、以下の両方を兼ね備えた極めて質の高い銘柄のみで構成されています。
- 財務の健全性が高い(借金が少ないなど)
- 持続的に平均以上の配当を支払うことができる
また、経費率は0.08%と低コストなところにも注目です。
例えば100万円投資したとしても、1年間の費用は800円で、1日あたりわずか約2.1円と格安。
ただ、設定日は2011年と不況時にできたETFのため、リーマンショックのような大暴落を経験していない点が少し気になります。
【HDV】配当金推移

HDVの配当金推移は、以下のとおり。
2020年 | 3.567859ドル |
2019年 | 3.208827ドル |
2018年 | 3.094937ドル |
2017年 | 2.948988ドル |
2016年 | 2.699534ドル |
2015年 | 2.879440ドル |
2014年 | 2.451223ドル |
2013年 | 2.230436ドル |
2012年 | 2.093422ドル |
2011年 | 0.915093ドル |
配当金は年に4回で、3月・6月・9月・12月に支払われます。
HDVの配当金は年々右肩上がりに増えており、2012年から2018年の6年間で配当金が1.5倍も増配していることにも注目。
直近配当利回りは3.88%と高水準です。
【HDV】構成銘柄

HDVの構成銘柄のうち、上位10銘柄は以下のとおり。
銘柄 | セクター | 比率 |
EXXON MOBIL CORP | エネルギー | 12.67% |
AT&T INC | 通信 | 8.37% |
CHEVRON CORP | エネルギー | 7.34% |
JOHNSON & JOHNSON | ヘルスケア | 6.65% |
VERIZON COMMUNICATIONS INC | 通信 | 5.64% |
PROCTER & GAMBLE | 生活必需品 | 4.40% |
PFIZER INC | ヘルスケア | 4.21% |
CISCO SYSTEMS INC | 情報技術 | 4.00% |
COCA-COLA | 生活必需品 | 3.64% |
MERCK & CO INC | ヘルスケア | 3.32% |
※2021年3月時点
HDVは、皆さんも知ってるような優良企業ばかりで構成されているので、安心して投資をすることができますね。

みんな大好きコカ・コーラ!
構成銘柄は変動がありますが、70〜75銘柄と少なめな印象が受けられます。
HDVは上位10銘柄のみで全体比率の約60%を占めており、まさに少数精鋭の高配当ETFだと言えるでしょう。
少し偏りすぎな気もしますが・・・
ちなみにHDVは年に4回のリバランスを行うため、HDVの売買回転率はかなり高めです。
個人的には、年に4回のリバランスはちょっとやり過ぎだと感じますが、そこがHDVが人気な理由でもあります。
【HDV】セクター比率

HDVのセクター比率は、以下のとおり。
業種 | 比率 |
エネルギー | 25.40% |
ヘルスケア | 18.86% |
通信 | 14.00% |
生活必需品 | 13.10% |
情報技術 | 7.23% |
公益事業 | 7.22% |
資本財・サービス | 6.44% |
一般消費財・サービス | 3.21% |
金融 | 3.07% |
素材 | 1.10% |
キャッシュ、デリバティブ等 | 0.28% |
不動産 | 0.08% |
※2021年3月時点
HDVのセクター比率は、上位3業種だけで全体の約58%を占めています。
比率の偏りが大きいような気がしますね。
ただ、配当利回りの高い通信セクターとエネルギーセクターのリスクを、ヘルスケアセクターと生活必需品セクターでカバーするような形になっており、上手くリスクを分散しています。
ちなみに、不動産はほとんど0%に近いです。
【HDV】他の米国高配当ETFとの違い

HDVには競合する米国高配当ETFである「VYM」と「SPYD」があります。
ここでは、HDVと他の米国高配当ETFとの違いを簡単に説明します。
違い | HDV | VYM | SPYD |
配当利回り | 3.88% | 3.20% | 6.09% |
銘柄数 | 74 | 405 | 80 |
経費率 | 0.08% | 0.06% | 0.07% |
※2021年3月時点
コスト面ではHDVが最も高コストですが、ほとんど差はないと考えて問題ありません。
どのETFも良心的なコスト設定なのが魅力的。
HDVは他の米国高配当ETFよりも、少ない銘柄で構成されているのが特徴です。
モーニングスター配当フォーカス指数に連動を目指したHDVは、選ばれし少数精鋭で高配当を目指すETFだと言えるでしょう。
【HDV】みんなの評価

ここまで、HDVの特徴を私なりに紹介しました。
私だけの意見では物足りないので、今度はみんなが思っているHDVの評価を紹介します。
3月はHDVとSPYDを買っていこうと思います。
— ちむだんな@ETF専門薬剤師 (@chimdaddy3124) February 28, 2021
HDVでエネルギー、通信セクターを厚めにしていきます💹
このHDVの構成銘柄ってバフェット太郎さんの高配当・連続増配銘柄とかなり重複してますよね?
もうこれでいいんじゃないだろうか🤔
色々と調べた結果、米国ETFはVYMにフルベッドで良いんじゃないかと思い始めてきましたw
— タロン@冷静沈着な紳士ネコ😼 (@Shinshicattaron) March 8, 2021
キャピタルもインカムもどちらも狙え、安定感は群を抜いているからです😼
とはいえ、HDVもこれから上がってくると予想してるので暫くは様子見してみます🧐
ドル転したいのに円安で中々踏み切れないのが悩みの種w
長期投資を前提に積み立てているけど、ずっとマイナスだったから、久しぶりに楽天証券見たらプラスになっててうれしい~HDV買っててよかった😊
— har (@harin72323692) March 9, 2021
減配が嫌ならHDVを保有すべき5つの理由
— ゴマ夫@脱うつ×米国株×楽天 (@gomaoshigotoya) March 13, 2021
①コロナ影響大の2020年9月の減配率が低め
②エネルギー株など安定需要銘柄で構成
③25年以上連続増配株を上位銘柄構成
④構成銘柄数75と多すぎず解析しやすい
⑤ハイリスクな他の銘柄との相性が良い
SPYDは配当利回り高いけど、減配に振り回されるのよ😅
コロナショックのときは
— ふくパパ@隠れ投資家 (@kamekamekabu) March 13, 2021
SPYDは配当金激減したけどHDVはほとんど減らなかったどころか増配した。
暴落の中身により配当金増減はいかようにも変わると思うけどHDVの配当金が今回の暴落局面で強かったことは覚えておきたい。
ちなみに有名高配当株式ETFは3つとも保有していますが、保有金額ではSPYD>HDV>VYMとちょうど利回りの順番です。含み益の金額の順番はSPYD>VYM>HDVです。
— 日比谷タクミ 🎎資産形成×キャリア形成🎎 (@Hibiyatakumi) March 6, 2021
しかし、今後の期待値で言うとHDV>SPYD>VYMですね。
こうしてみると、HDVの評価をかなり高いことが分かります。
特に、他の米国高配当ETFが減配するような暴落時でも、HDVはそこまで減配しなかったことが評価されているようです。
HDVはこんな人におすすめ

HDVは、SPYDを購入してる人におすすめしたいETFです。
理由は、HDVとSPYDの両方を購入すると、リスク分散の点でお互いに相性が良いから。
今年は、配当100万円が目標だよ。それに150万円くらい足すと年間の支出をカバーできるんじゃないかと思っているよ。つまり年間支出は250万程度。月20万ちょっとだね。
— 億リヒトから転落した漢(おとこ) (@livingontheed10) March 4, 2021
配当といえばSPYDとHDVのコラボが気になる。補完し合う関係。強いかもしれん。次に暴落したときに少し試すかな。
HDVのセクター比率のうち、上位2業種はヘルスケアと通信です。
一方で、SPYDのセクター比率は、不動産と金融が上位2業種となっています。
つまり、HDVとSPYDの両方を購入すれば、上位2業種が被らずにお互い少ない比率のセクターを補い合って、バランスの良いポートフォリオになるのです。
バランスの良いポートフォリオになるということは、幅広い銘柄への分散投資ができ、高い配当利回りを狙える可能性が高いということになります。
下記記事では、SPYDについて詳しく紹介しているので参考にどうぞ↓
HDVを購入するのに便利な証券会社

HDVを購入するなら、ネット証券がおすすめです。
ネット証券なら余分な人件費がかからないので、手数料が総合証券会社の10分の1程度と格安。
特にHDVの購入を考えているなら、ネット証券口座開設数No.1である SBI証券 での口座開設は必須です。
SBI証券だけで使えるサービス「定期買付サービス」は、HDVを自動で購入してくれるので、手間が省けてとても便利ですよ。
この機会にぜひご利用ください。

私もSBI証券を利用しています!
まとめ:HDVの配当金はどれくらい?利回りや構成銘柄も含めて紹介
HDVは、少数の優良企業株のみを集めて高配当を目指すETF。
ヘルスケア・通信・エネルギーセクターに注目しているなら、HDVの購入を考えてみてはいかがでしょうか?
ブラックロック社が運用しているので、安心して投資することができますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!よしなに!
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