

- 企業型確定拠出年金って何?
- デメリットしかないって本当?
- おすすめ銘柄を教えて!
このような疑問に応えます。
企業型確定拠出年金って、デメリットしかないのか気になりますよね。
そこでこの記事では、私が実際に企業型確定拠出年金をやってみて分かったメリット・デメリットに加え、おすすめ銘柄を紹介します。
本記事を参考にすると、企業型確定拠出年金について詳しく理解でき、賢く運用することが可能です。
- 企業型確定拠出年金は放置されやすい
- 企業型確定拠出年金の特徴
- 企業型確定拠出年金の運用方法
- 企業型確定拠出年金のデメリット
- 企業型確定拠出年金のメリット
- 【企業型確定拠出年金】私のポートフォリオ公開
- 企業型確定拠出年金のおすすめ銘柄
- 企業型確定拠出年金は結局放置するのがおすすめ
企業型確定拠出年金は放置されやすい

✅お金の事を考えはじめてからした事
— Y|投資初心者🔰 (@ZY1g4BGoM47KzZR) February 16, 2021
企業型確定拠出年金、初期の定期預金のまま放置していた😨
無知な自分にウンザリしたけど、気付けてよかった。全額スイッチングして、配分変更もしました😊
私の勤めている会社では、数年前から企業型確定拠出年金に加入しています。
加入した当初、見知らぬ人が(たぶん銀行員)会社に来て、企業型確定拠出年金のことについて説明してくれましたが、内容が理解できず結局そのまま何もせず放置してました。
そして最近、会社に私宛ての手紙が届いて見てみると、「確定拠出年金お引取り状況のお知らせ」と書いてあり、ここで企業型確定拠出年金の存在を思い出したのです。
このように企業型確定拠出年金に入っても、銀行員の説明が難しくて理解できずそのまま放置してる人が多いのではないでしょうか?
とりあえず会社がお金を積み立ててくれるなら、そのままでいいかと考えてる人もいるでしょう。
しかし、それでは損をしていると私は気づいたのです。

これから企業型確定拠出年金を詳しく紹介していきます!
企業型確定拠出年金の特徴

企業型確定拠出年金の特徴は、以下のとおり。
- 会社ごとのルールで毎月決まった金額を従業員の年金口座に拠出してくれる
- 従業員自らが資産運用する
- 運用結果によって将来受け取れる金額が変動する
- 従業員自らも掛け金を上乗せできる
私が勤めている会社での拠出金額の基準は、従業員の勤続年数によって決めてるみたいです。
例えば、入社~3年までは◯◯円、4年目~7年までは◯◯円のように決まっています。
ボーナスも出ない会社なので、拠出金額も雀の涙ですが(笑)
企業型確定拠出年金は、従業員が自ら資産運用できるのもポイントですね。
これはあとで詳しく紹介します。
企業型確定拠出年金の運用方法

企業型確定拠出年金には、以下3パターンの運用方法があります。
- 元本確保型
- 元本変動型
- 両方を選ぶ
順番に詳しく紹介します。
元本確保型
主に定期預金などがこの元本確保型に当てはまります。
初めて企業型確定拠出年金に加入したときは、元本確保型の商品に自動的に掛け金が全額入るようになっている場合が多いです。
元本確保型での運用は元本(掛け金)が確保されるメリットがありますが、資産変動がほとんど無いため大きく資産を増やすのが難しいというデメリットがあります。
元本変動型
主に投資信託などが元本変動型に当てはまります。
自らが選んだ運用方法で、資産が大きく増える可能性があるのがメリットです。
しかし逆に、元本割れする可能性もあるのがデメリットです。
最近なら、コロナショックで株価が大暴落したとき。
あのときの元本割れは酷いことになっていましたよ。
両方を選ぶ
実は、元本確保型か元本変動型のどちらかだけを、選ばないといけないわけではありません。
両方選んでバランスを取る方法もあります。
例えば定期預金に50%、投資信託に50%にするなど、自分で運用するので好きなやり方ができるのです。
つまり、自分だけのオリジナルポートフォリオを作ることが可能ということになります。

運用方法は変更可能なので、いろいろ試してみるのも良いですね!
企業型確定拠出年金のデメリット

企業型確定拠出年金のデメリットは、以下の3点。
- 運用結果は自己責任
- 運用資産は原則60歳以降でしか受け取れない
- 退職すると加入資格が無くなる
順番に詳しく紹介します。
運用結果は自己責任
従業員自ら運用するので、大儲けする可能性があります。
ですが逆に損をした場合も、もちろん自己責任に。

損するなら怖いからやめようかな
後ほど、損をする可能性が低いおすすめ銘柄の紹介もしているのでご心配なく。
運用資産は原則60歳以降でしか受け取れない
運用資産は、原則60歳以降でしか受け取れない決まりになっています。
だから名前に「年金」とついているのでしょう。
老後の為の貯蓄と考えてください。
要は定年退職金みたいなものです。
退職すると加入資格がなくなる
60歳になる前に会社を退職すると、もちろん加入資格も無くなります。
ただし、今まで掛けてきた金額はそのまま継続しているので忘れないように。
個人型確定拠出年金(iDeCo)へ移管するか、他の企業型確定拠出年金をしている会社に入社して引き継ぎましょう。

そのまま放置した場合、手数料だけ取られるので放置は絶対やめましょう!
企業型確定拠出年金のメリット

実は、デメリットしかないように思われている企業型確定拠出年金には、次のようなメリットがあります。
- 利益が非課税
- 控除の対象になる
- 自ら上乗せした拠出額は全て所得控除の対象になる
順番に詳しく紹介します。
利益が非課税
今の会社、
— ZAWA~宙へと繋ぐDJ (@ztai_ni_osnayo) February 25, 2021
確定拠出年金を最大で
月々5万5000円にできるし、
有難過ぎてムハンマドやわ。
60歳まで降ろせない
制約はあるものの、
・控除の対象になる
・利益に対して非課税
を考えると充分な恩恵だ。
証券口座で資産運用をしたことがある人なら分かると思いますが、通常は投資の利益に対して20%の税金がかかります。
例えば、100万円の利益が出たらそこから20%税金が引かれて、実際手に入る金額は80万円です。
一方、企業型確定拠出年金だとこの税金が非課税になります。
つまり、100万円の利益が出たとしたら、非課税なのでそのまま100万円が手に入るということ。
利益に対して税金がかからないのはかなりお得ですよね。
この点は、つみたてNISAも同じ制度になっています。

個人的には、つみたてNISAのほうがメリットがあるのでおすすめ!
つみたてNISAに興味があるなら、下記記事で詳しく紹介しているので参考にどうぞ↓
控除の対象になる
企業型確定拠出年金の運用資産を受け取るときも、控除の対象になるので減税できるのも魅力的。
ただし、デメリットでも紹介しましたが運用資産の受け取りは、原則として60歳以降でしか受け取れないので注意が必要です。

私は現在30代なので資産の受け取りには、少なくても20年以上必要・・・
自ら上乗せした拠出額は全て所得控除の対象になる
従業員が自ら拠出額を上乗せした場合、全て所得控除の対象になります。
とても魅力的に感じますが、企業型確定拠出年金に自ら投資するならば、他のものに投資したほうが効率が良いです。
それはズバリ株式投資。
株式投資は利益に対して税金がかかりますが、好きな時に運用資産を受け取ることが可能。
下記記事では、誰でも簡単に株式投資が始められる方法をおすすめ商品付きで紹介してます↓
【企業型確定拠出年金】私のポートフォリオ公開

私が勤めている会社は、りそな銀行の企業型確定拠出年金に入ってます。
ポートフォリオは以下のとおり。
現在のポートフォリオ
- 定期預金73%(りそなフリーポケット401)
- 外国株式27%(信託のチカラ海外の株式)
毎月の掛け金の内訳
- 外国株式100%(信託のチカラ海外の株式)
今まで企業型確定拠出年金の存在を忘れていた為、気づいた時には全額定期預金に入っていました(笑)
このままでは資産が全く増えないと考え、毎月の掛け金を定期預金から外国株式に全額変更(2019年5月から)
そして毎月、定期預金から外国株式へ自分の決めた金額をスイッチング(積み立ててきた資産商品の変更)する予定なので、最終的なポートフォリオは外国株式100%になる予定です。

つまり、運用方法を元本確保型から元本変動型に切り替えたということ!
企業型確定拠出年金のおすすめ銘柄


どの商品を選べば良いのか分からない
そんな人に、おすすめな銘柄があるので紹介します。
- 20代~30代:株式
- 40代~:株式から債券などリスクの低いものへ
見て分かるように、年代別でおすすめできる商品は違います。
順番に詳しく紹介します。

あくまでも個人的見解なので、運用結果は自己責任でお願いします!
20代〜30代:株式
入社したばかりの頃は、会社からの拠出金額が雀の涙ほどの会社も少なくないでしょう。
ならば、20代~30代は「強気に攻める」ことがおすすめ。
掛け金が少ないからこそ定期預金ではなく、自身の経験にもなる株式投資を選び、リスクを取ってリターンに期待しましょう。
株式投資の経験は、将来必ず活かせる場面が来るはずです。
さらに株式投資をすると、世界の経済状況などが気になり始めて面白いですよ。
投資に興味や関心が湧くこと自体に価値があるのです。
株式投資ってどれ選べば良いの?
私も選んでいますが、外国株(先進国)がおすすめ。
外国株の中でも、特に米国株がおすすめと言えるでしょう。
理由は、世界経済の中心は米国だから。
もし米国が崩壊するようなことがあったら、そのときは日本も一緒に崩壊します。

米国株だけの商品がなければ、外国株のセットを選べばOK!
40代からリスクコントロールすれば良い
40代に入ってからリスクを意識して、株式と定期預金の中間的存在の債券も選び、バランス良く選択していけば良いでしょう。
ここから年代が上がるにつれて、全体の割合を元本変動型<元本確保型に変更していくと安定しますよ。
企業型確定拠出年金は結局放置するのがおすすめ


運用成績が気になって毎日眠れない・・・

その気持ち分かります!
企業型確定拠出年金を理解していざ始めてみると、「自分の選択は正しかったのか?」「経済状況が大きく変わったらどうしようか?」などと不安になって、毎日運用成績が気になって眠れなくなっちゃいますよね。
しかし、悩んでいても運用資産を受け取れるのは60歳以降です。
それまでの間、株価が上がったり下がったり変動するのは当然のこと。
気にしても仕方がないので、気にしないで継続していきましょう。
運用成績の確認は、月に一度とか数ヶ月に一度で十分です。
結局、何に掛けるのか決まったら放置するのが一番かも(笑)
#確定拠出年金
— カワウソ住宅 (@HomeKawauso) February 25, 2021
じっちゃまの教えに従い海外株式に9割ぶっ込み、昨年のコロナ禍での株式大暴落時にidecoから企業型への奇跡の移管が重なり利回りが恐ろしいことになってた汗 大した額でもないしあぶく銭だと思ってるんで利確せず放置が正しいんだろうな。じっちゃまには感謝だな。 pic.twitter.com/HzDJrGEYl4
まとめ:企業型確定拠出年金はデメリットしかない?おすすめ銘柄も含めて紹介
- 企業型確定拠出年金は非課税というメリットがある
- 運用資産は60歳以降でしか受け取れないデメリットがある
- 自分で資産運用できるけど結果は自己責任で
- 運用成績は数ヶ月に一度で十分
企業型確定拠出年金に加入してる人は、この機会に一度見直しすることをおすすめします。
会社が掛け金を拠出してくれるので、どうせなら定期預金ではなく投資にチャレンジしてみませんか?
リスクなくしてリターンなしです。
お金の知識を増やしてこの制度をうまく活用しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!よしなに!