

- つみたてNISAって何選べば良いの?
- 初心者でも簡単に買える銘柄が知りたいな
このような疑問に応えます。
つみたてNISAを始めたけど、どの商品を選べば良いか分からず悩んでいる人もいますよね。
そこでこの記事では、つみたてNISAでおすすめしたい銘柄を、私の運用実績を公開しながら紹介します。
本記事を参考にすると、つみたてNISAで購入するべき銘柄が分かり、資産を増やすことが可能です。
- つみたてNISAのおすすめ銘柄は?
- おすすめする理由
- 私の運用実績を公開
- おすすめ銘柄に投資するときの注意点
- つみたてNISAを始めるのにおすすめな証券会社
つみたてNISAのおすすめ銘柄は?

結論から言うと、つみたてNISAは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」これ一本だけ選べば十分。
商品名 | eMAXIS Slim米国株式(S&P 500) |
連動指数 | S&P 500 |
構成銘柄数 | 505 |
購入時手数料 | なし |
信託報酬 | 0.0968% |
分配金 | なし |
※2020年12月時点
eMAXIS Slim米国株式(S&P 500)は、日本株ではなく米国株の投資信託。
なぜ日本株の投資信託ではなく、米国株の投資信託をおすすめするのか?
詳しい理由を次の項目で紹介します。
つみたてNISAはeMAXIS slim 米国株式(S&P500)一本で十分な理由

つみたてNISAが、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)一本だけで十分な理由は以下のとおり。
- アメリカ経済の成長率が半端ないから
- 業界最低水準の運用コストを目指しているから
- 十分な分散力があるから
それぞれ詳しく紹介します。
アメリカ経済の成長率が半端ないから
最初の理由は、単純にアメリカ経済の成長率が半端ないから。
アメリカの株式市場は世界最大規模です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、そんな米国の代表的な株価指数と言えるS&P500指数に連動した投資信託になっています。
構成銘柄の中でも特に有名な企業は以下のとおり。
- Amazon
- Apple
- マイクロソフト
- コカコーラ
- ウォルトディズニー

皆さんが知っている有名企業ばかりですよね!
他にもS&P500には、優良銘柄がたくさん入っています。
また、S&P500の上位銘柄は、定期的にしっかりと入れ替えが行われている点も信頼できるポイント。
そして何より、S&P500は過去何度かあった大暴落から短期間で回復している実績があります。
日本経済は「失われた○○年」のように、大暴落からの回復が難しいのが現状ですよね。
上記の理由が、日本株の投資信託より米国株の投資信託をおすすめする決定的な理由となります。
業界最低水準の運用コストを目指しているから
つみたてNISAで選べる銘柄の中には、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と似ている「iFree S&P500インデックス」という投資信託があります。
どちらもS&P500指数に連動した内容がほとんど同じ投資信託です。

どっちも同じならiFree S&P500インデックスでも良いのでは?

実は一つだけ決定的な違いがあるのです!
決定的な違いは運用コスト。
つみたてNISAで商品を選ぶ際のポイントは、この運用コストをできるだけ低く抑えること。
その点、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は業界トップクラスの安さ。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬がどれほど安いのか、先ほど紹介したiFree S&P500インデックスと比較してみます。
商品名 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% |
iFree S&P500インデックス | 0.2475% |
※2021年1月時点
このように、ほとんど同じ内容の投資信託でも、手数料に倍近く差があるのが投資信託の奥深さとも言えるでしょう。
ちなみに「eMAXIS Slimシリーズ」は、将来にわたって業界最低水準の運用コストを目指すと宣言しています。
つまり、もし他の似たような投資信託の運用コストが安くなったとしても、追随してeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用コストも安くなるのです。
最近では、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と内容がほとんど同じで、しかも運用コストがさらに安い「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」が登場しました。
このときもSBI・V・S&P500インデックス・ファンドに追随して、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用コストが実際に安くなった実績があります。
上記の理由によりeMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、長期的に投資するつみたてNISAにはピッタリな投資信託だと言えるのです。

つみたてNISAは長期投資が前提の投資方法。信託報酬の値下げは本当に助かります!
十分な分散力があるから

投資は分散が基本って聞いたけど、この銘柄だけで大丈夫なの?
結論から言うと、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)一本だけでも十分な分散力があります。
確かに株式投資の基本は分散投資をすること。
色々な銘柄に投資をすることでリスクを軽減できますよね。
その点、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は約500銘柄で構成された分散力のある投資信託。
つまり、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に投資するだけで、米国の超優良企業約500社に投資できるということです。
ちなみに分散投資をもっと意識するなら、以下の投資信託も良い感じですよ↓
- 米国市場全体に分散投資⇒楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)
- 色々な国に分散投資⇒楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)
これらの投資信託を選べば、分散投資ができるでしょう。
実際のところ、上記2銘柄はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)と同じくらい人気があります。
それぞれの商品を詳しく見てみましょう。
楽天VTI
楽天VTIは、米国の市場全体へ投資しているETF「VTI」を買い付けていく投資信託。
分散力はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)よりもありますが、信託報酬が0.162%とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)よりも高いです(それでも十分安いですが)
ちなみに、本家VTIでは配当金が受け取れますが、楽天VTIは配当金が自動で再投資されます。
つまり、つみたてNISAで楽天VTIに投資するよりも、本家VTIに投資したほうが3ヶ月に一度、配当金を受け取ることができるのです。
私はつみたてNISAでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に投資しつつ、普通口座で本家VTIに投資して配当金を受け取っています。

本家VTIの運用コストは、0.03%とめちゃくちゃ安いのもポイント!
楽天VT
楽天VTは、全世界に分散投資できる投資信託と言われていますが、実際の国・地域別構成比は以下のとおり。
- 米国:57.3%
- 日本:7.2%
- 中国:4.8%
- 英国:4.0%
- フランス:2.7%
- カナダ:2.6%
- スイス:2.4%
- ドイツ:2.4%
- 豪州:2.0%
- 台湾:1.8%
- その他:12.8%
※2020年11月末時点

半分以上アメリカで構成されてるんだ・・・
さらに組入上位10銘柄は、ほとんど米国株で構成されています。
このように全世界へ分散投資する楽天VTを選んでも、結局のところ経済規模No.1の米国が絡んでくるのが現状。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)も、組入銘柄数は約500銘柄と十分な分散力です。
したがって、つみたてNISAはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)一本だけで十分だと言えるでしょう。

もし米国が暴落したときは、他の国も一緒に暴落する確率が高いのもポイント!
つみたてNISAでeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を1年以上買い続けた運用実績を公開

ここまで、つみたてNISAがeMAXIS Slim米国株式(S&P500)一本のみで十分な理由を紹介しました。
今度は実際に、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)をつみたてNISAで1年以上購入している私の運用実績を公開します。

つみたてNISAの購入商品はもちろんeMAXIS Slim米国株式(S&P500)一本です!

投資額は毎月、満額買い付けるようにしています。
コロナショックの影響により、途中マイナス利益となっている期間がありますが、それを除けば確実に利益が増えていることが分かりますよね。
上記の運用実績やはり、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を選んで間違いはないと言えるでしょう。
各月の詳しい運用実績は、こちらで公開中です↓
eMAXIS Slim米国株式(S&P 500)に投資するときの注意点

つみたてNISAで、eMAXIS Slim米国株式(S&P 500)を投資するときの注意点は以下のとおり。
- 未来のことは誰にも分からない
- 全財産を投資に回さない
- すぐ売らない
順番に詳しく紹介します。
未来のことは誰にも分からない
まず注意したいのが、eMAXIS Slim米国株式(S&P 500)に投資さえすれば100%儲かるというわけではないこと。
あくまでも過去のデータが素晴らしい成績を残していただけで、この先もしかしたら暴落するかもしれません。
投資に「絶対」や「100%」などの言葉はないと覚えておきましょう。
全財産を投資に回さない

全ての貯金をeMAXIS Slim米国株式(S&P 500)に投資するぞ~!

ちょっと待って!その考え方は危険です!!
全財産を投資に回すのは非常に危険なのでやってはいけません。
最悪の場合、路上生活を満喫することになりますよ。
下記記事では、貯金と投資の割合について年代別に詳しく紹介しています↓
すぐ売らない
つみたてNISAで、eMAXIS Slim米国株式(S&P 500)に投資したらすぐには売らないこと。
投資の世界には、次のような名言があります。
株は売らなければ損ではない
これは、株価が暴落したときでも売らずに持ち続ければ、いつかは利益が出るかもしれないということを意味します。
S&P500は、過去の株価暴落を何度も乗り越えてきた実績がある凄い投資信託です(世界恐慌・リーマンショックなど)
つまり、S&P500指数に連動を目指した投資信託であるeMAXIS Slim米国株式(S&P 500)も、暴落時に売らずに持ち続けていれば、利益が出る可能性が高いということ。
とは言え、下落した銘柄を持ち続けるのはかなり精神的にも来るものです。
なぜなら株価が暴落した場合、必ず売買を煽る人が出てくるから。
下記記事では、そんな株価が大きく変動したときに損をしない方法を紹介しています↓
つみたてNISAを始めるのにおすすめな証券会社

高い手数料を払って、投資を始めるのはかなりの損。
つみたてNISAを始めるなら、手数料の安いSBI証券がおすすめ。
おすすめポイントは以下のとおり↓
- ネット証券口座開設数No.1
- Tポイントが貯まる、投資できる
- 手数料が格安
- 米国株とETFの定期買付ができるのはSBI証券だけ
ネット証券以外の証券会社(実際に店舗がある総合証券会社)は、手数料が高額。
ぼったくりと言っても過言ではありません。
その点、SBI証券なら総合証券会社の10分の1程度の手数料で取引できますよ。
今すぐSBI証券で、つみたてNISAを始めましょう。

もちろん私もSBI証券を利用しています!
まとめ:つみたてNISAはS&P500一本だけで十分?【証拠データあり】
- つみたてNISAでおすすめな商品は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
- 理由は、アメリカの経済成長率が半端ないのと、分散力があり低コストで運用できるから
- ただし、あくまでも過去データを分析した結果であり、将来はどうなるか分からない
つみたてNISAで、資産を増やすポイントは以下の2つ。
- 長期運用
- 暴落してもやめない
これらのポイントを踏まえてeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に投資すれば、少しずつでも資産は増えていきますよ。
ぜひこの機会に「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」で、つみたてNISAを始めてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!よしなに!