

- SBI・バンガード・S&P500ってどんな投資信託?
- 買ったほうが良いの?
- 他の投資信託との違いも知りたいな
このような疑問に応えます。
SBI・バンガード・S&P500は、2019年に発表されたばかりの新しい投資信託。
この記事では、そんなSBI・バンガード・S&P500の評価に加え、他の投資信託との違いも紹介します。
本記事を参考にすると、SBI・バンガード・S&P500について詳しく理解でき、あなたが買うべき投資信託を見つけることが可能です。
- SBI・バンガード・S&P500とは?
- SBI・バンガード・S&P500の評価は?
- SBI・バンガード・S&P500と他の投資信託との違い
- SBI・バンガード・S&P500に乗り換えたほうが良い?
- SBI・バンガード・S&P500は楽天証券でも買える?
- 証券会社は手数料で決めよう
SBI・バンガード・S&P500とは?

設定日 | 2019/09/26 |
信託報酬 | 0.0938% |
分配金 | 再投資 |
つみたてNISA | ○ |
※2021年1月時点
出来立てホヤホヤの投資信託ですね。
SBI・バンガード・S&P500の特徴は以下のとおり。
- SBIとバンガードが提携した商品
- バンガード社のVOOを買い付けていく
- 業界最安水準の信託報酬
- つみたてNISA対象商品
順番に詳しく紹介します。
SBIとバンガードが提携した商品
SBI・バンガード・S&P500とは、最大手のネット証券会社「SBIグループ」と世界最大級の資産運用会社「バンガード社」が新たに提携した投資信託。
ちなみに、つみたてNISAで人気のある「楽天VTI」は、楽天グループとバンガード社が提携した商品となっています。
バンガード社のVOOを買い付けていく
SBI・バンガード・S&P500は、バンガード社が提供するETFの中でも人気の高い「VOO」を買い付ける投資信託。
つまり、SBI・バンガード・S&P500を購入するということは、VOOを購入しているのと同じようなものと言えます。

VOOってなに?
VOOは、S&P500指数への連動を目指しているETF。
VOOの代表的な構成銘柄は、以下のとおり。
- Apple
- Microsoft
- Amazon
- VISA
※2020年9月時点
このように構成銘柄は、誰もが知っているような超有名企業ばかりで、多様なセクター(業種)と分散性がVOOの魅力です。
業界最安水準の信託報酬
SBI・バンガード・S&P500は、信託報酬が0.0938%程度と業界最安水準。(2021年1月時点)
今年からnisa枠sbiバンガードsp500に変更
— ナルヤマ (@naruyamakabu) January 18, 2021
主な理由としては手数料の安さとetfより最終リターンが多いと期待しての買い
信託報酬は高いものだと3%程かかる投資信託もあるので、SBI・バンガード・S&P500がどれだけ低コストなのかが分かります。
投資の基本はコストを低く抑えること。
SBI・バンガード・S&P500ほどの低コストなら、投資家達の注目を浴びることができますね。
つみたてNISA対象商品
SBI・バンガード・S&P500は、つみたてNISA対象商品。
つみたてnisaの銘柄変更しようと思ったら、去年変更したときに設定を誤っていて75パーセントしか使っていないことに気がついた😨 SBI・バンガード・S&P500一本に変更👀
— Santa/米国株 (@santa_usainvest) January 5, 2021
現在、つみたてNISA対象商品で人気の米国株主体の投資信託は以下の2つ。
- 楽天VTI
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
ここにSBI・バンガード・S&P500が加わることで、他の商品との競合関係が生まれるでしょう。
つみたてNISAが分からない人は、下記記事で詳しく紹介しているので参考にどうぞ↓
SBI・バンガード・S&P500の評価は?


SBI・バンガード・S&P500って実際どうなの?
結論から言うとSBI・バンガード・S&P500は、今から投資を始める人におすすめの商品と言えます。
参考までに設定日から最近までの株価の推移をご覧ください↓

S&P500指数に連動を目指したVOOを買い付けているだけあって優秀ですね。
コロナショックによる暴落も、順調に乗り越えています。
このように、株価は好調で信託報酬も安いというなら、買わない理由はないですよね。
SBI・バンガード・S&P500と他の投資信託との違い


他の投資信託と何が違うの?
先ほども紹介しましたが、現在人気のある米国株主体の投資信託は以下の2つ。
- 楽天VTI
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
ここでは、これら人気投資信託2つと、SBI・バンガード・S&P500の違いを紹介します。
SBI・バンガード・S&P500と楽天VTIの違い
まず楽天VTIとの違いから。
名称 | 買付ETF | 買付ETFの構成銘柄数 | 信託報酬 |
SBI・バンガード・S&P500 | VOO | 509 | 0.0938% |
楽天VTI | VTI | 3,525 | 0.162% |
※2020年9月時点
このように投資先が同じ米国でも、VTIは米国市場のほぼ全体に投資するスタイル、VOOは大型株約500銘柄に投資するスタイルで分散力が違います(VOOの分散力でも十分)
また、運用コストも意外と違うのが分かりますね。

ちなみに、私は本家VTIに投資しています!
VTIについては、下記記事で詳しく紹介しています↓
SBI・バンガード・S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違い
次にeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との違い。
名称 | 信託報酬 |
SBI・バンガード・S&P500 | 0.0938% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% |
※2020年9月時点
どちらも、S&P500指数に連動を目指した商品なので、運用コストだけの違いとなります。
その運用コストもほとんど誤差の範囲内。
言ってみれば、ライバル関係みたいなものですね(笑)

私はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積立投資してます!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)については、下記記事で詳しく紹介しています↓
SBI・バンガード・S&P500に乗り換えたほうが良い?


低コストのSBIバンガードに乗り換えたほうが良いの?
この質問には、2種類のパターンが考えられます。
- 他の投資信託から乗り換える
- 本家VOOから乗り換える
それぞれ答えが変わってくるので、注意が必要です。
他の投資信託から乗り換える
まず、他の投資信託から乗り換えを考えている場合の答えは、「SBI・バンガード・S&P500が最も低コストだけど慌てて乗り換える必要はない」です。
確かにコストが最も低い、SBI・バンガード・S&P500に乗り換えたほうが良いと考えている人いますよね。
特に、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との違いは、ほぼ運用コストのみなので尚更です。
ですが、慌てて乗り換える必要はありません。
理由は、他の投資信託も追随して運用コストを下げてくるから。
中でも「eMAXIS Slimシリーズ」は、業界最低水準の運用コストを将来に渡って目指しています。
このように、他の投資信託もこぞって運用コストを下げてくると思われるので、慌ててSBI・バンガード・S&P500に乗り換える必要がないのです。
※2019年11月12日より、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬が値下げされました。

予想通り値下げされましたね!
本家VOOから乗り換える
本家VOOから乗り換えを考えている場合の答えは、「SBI・バンガード・S&P500に乗り換えたほうがお得」です。
運用コストで比較すると、以下のとおり。
名称 | 運用コスト |
SBI・バンガード・S&P500 | 0.0938% |
VOO | 0.03% |
※2020年9月時点

VOOのほうが、低コストだからお得じゃないの?
確かに本家VOOのほうが低コストなので、お得と感じるかもしれませんね。
さらに、2020年1月よりSBI証券などの主要ネット証券で、一部の米国ETFの購入手数料を無料化すると発表がありました。
今回無料化される米国ETFの中に、本家VOOも入っています。
しかし、本家VOOの購入手数料が無料になったとしても、SBI・バンガード・S&P500のほうが分配金への課税で優位です。
理由は、SBI・バンガード・S&P500の分配金は米国の課税のみで、再投資されるから。
本家VOOは分配金が支払われると、米国から10%、日本から約20%税金が引かれます。
この課税金額は意外と馬鹿になりません。
このような理由によって、本家VOOからSBI・バンガード・S&P500に乗り換えるほうがお得と言えるのです。
SBI・バンガード・S&P500は楽天証券でも買える?

結論から言うと、SBI・バンガード・S&P500は楽天証券では買えません。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドって楽天証券で扱ってないのか。
— Tokyo0422 (@tokyo04221) August 31, 2020
SBI・バンガード・S&P500を取り扱っている証券会社は、以下のとおり。
SBI・バンガード・S&P500を購入するなら、この中から購入しましょう。
証券会社は手数料で決めよう


まだ高い手数料を払っていませんか?
証券会社は手数料で決めるのが常識。
SBI証券なら手数料も安く、痒いところに手が届くサービスが満載です。
主な特徴は以下のとおり↓
- ネット証券口座開設数No.1
- Tポイントが貯まる、投資に使える
- 米国ETF定期買付サービスはSBI証券だけでしか使えない
ネット証券以外の証券会社は、手数料が詐欺レベルで高いことをご存知でしょうか?
しかも銀行や保険などから口座を開設すると、さらに手数料は跳ね上がります。
その点、SBI証券ならぼったくり手数料の10分の1程度の手数料しかかかりません。
株式投資を始めるなら、今すぐSBI証券で口座を開設することをおすすめします。
まとめ:SBI・バンガード・S&P500の評価は?他の投信との違いも紹介
- SBI・バンガード・S&P500はSBIとバンガードが提携した商品
- VOOを買い付けていくスタイル
- 運用コストが業界最安水準
- VOOを買い付けているだけあって優秀
- つみたてNISA対象商品
- 楽天証券では買えない
- 乗り換えは自分の投資目的を確認してから考えよう
隣の芝生は青く見えるもの。
慌ててSBIバンガードに乗り換えることなく、少し様子見してからでも遅くはないでしょう。
SBIバンガードが登場したことにより、他の投資信託と競合関係が生まれるのは間違いありません。
これは私達、個人投資家にとっては嬉しい傾向ですね。
今後出てくる情報をしっかり確認して、自分が投資すべきものを考えましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!よしなに!