

- SPYDってどんなETF?
- 配当利回りや構成銘柄は?
- 他のETFとの違いも知りたいな
このような疑問に応えます。
SPYDとは、高い配当利回りが魅力の米国高配当ETF。
やっぱり配当金というワードは心惹かれますよね。
そこでこの記事では、SPYDの構成銘柄などの評価に加え、他の高配当ETFとの違いも詳しく紹介します。
本記事を参考にすると、SPYDについて詳しく理解でき、あなたが購入するべきETFが分かります。
- SPYDとは?
- 【SPYDの評価】配当金推移
- 【SPYDの評価】構成銘柄
- 【SPYDの評価】セクター比率
- 【SPYDの評価】他の米国高配当ETFとの違い
- 【SPYDの評価】みんなの意見
- SPYDはこんな人におすすめ
- SPYDを購入するのに便利な証券会社
SPYDとは?

SPYD(正式名称:SPDR ポートフォリオS&P 500 高配当株式)とは、世界第3位の資産運用会社ステート・ストリート社が運用するETF。
指数 | S&P 500高配当指数 |
設定日 | 2015/10/21 |
構成銘柄数 | 80銘柄 |
経費率 | 0.07% |
配当回数 | 年4回 |
直近配当利回り | 6.48% |
※2021年2月時点
SPYDは、2015年に設定された比較的新しいETFであり、S&P500の銘柄から配当利回り上位80銘柄を、ほぼ均等に分散投資しているのが最大の特徴と言えます。
配当利回りの高い銘柄を集めただけあって、SPYDの配当利回りはかなり高めで魅力的。
さらに経費率の低さにも、注目したいETFでもあります。
【SPYDの評価】配当金推移

SPYDの配当金推移は以下のとおり。
2020年 | 1.632091ドル |
2019年 | 1.746223ドル |
2018年 | 1.618932ドル |
2017年 | 1.422151ドル |
2016年 | 1.513863ドル |
2015年 | 0.331160ドル |
配当金は年に4回で、3月・6月・9月・12月に支払われます。
直近配当利回りは、6.48%と高水準ですね。
【SPYDの評価】構成銘柄

SPYDの構成銘柄のうち、上位10銘柄は以下のとおり。
銘柄 | セクター | 比率 |
People’s United Financial Inc. | 金融 | 1.54% |
HollyFrontier Corporation | エネルギー | 1.49% |
Valero Energy Corporation | エネルギー | 1.48% |
ConocoPhillips | エネルギー | 1.44% |
Regions Financial Corporation | 金融 | 1.41% |
Simon Property Group Inc. | 不動産 | 1.40% |
Seagate Technology PLC | 情報技術 | 1.40% |
Marathon Petroleum Corporation | エネルギー | 1.40% |
Hewlett Packard Enterprise Co. | 情報技術 | 1.38% |
Citizens Financial Group Inc. | 金融 | 1.36% |
※2021年2月時点
SPYDの銘柄は、単純に配当利回りの高いもので構成されています。
ここでは構成比率の多い上位10銘柄を紹介しましたが、SPYDはほぼ均等に分散投資するETFなので、銘柄間の差はそこまで大きくありません。
【SPYDの評価】セクター比率

SPYDのセクター比率は以下のとおり。
業種 | 比率 |
金融 | 23.59% |
不動産 | 19.31% |
エネルギー | 14.71% |
公益事業 | 12.15% |
情報技術 | 7.69% |
通信 | 6.04% |
生活必需品 | 4.90% |
素材 | 4.84% |
一般消費財・サービス | 3.56% |
ヘルスケア | 3.21% |
※2021年2月時点
SPYDは不動産セクターの比率が多く、高配当ETFでは珍しい構成となっているのが特徴。
金融セクターや不動産セクターは、利回りが高く魅力的ですが景気にとても敏感です。
次いで比率が多い公益事業セクターは、比較的不況に強いセクター。
つまり、SPYDは金融セクターや不動産セクターの弱点を、不況に強い公益事業セクターに投資することで、リスクを分散していると言うことになります。
とは言え、クセがあり攻めっ気の強いETFであるのは事実です。
【SPYDの評価】他の米国高配当ETFとの違い

米国高配当ETFは、「SPYD」「VYM」「HDV」の3種類のETFが人気。
そこで、SPYDと他の米国高配当ETFとの違いを、簡単に説明します。
違い | SPYD | VYM | HDV |
配当利回り | 6.48% | 3.35% | 4.04% |
銘柄数 | 80 | 410 | 75 |
経費率 | 0.07% | 0.06% | 0.08% |
※2021年2月時点
SPYDは、S&P500の銘柄から配当利回り上位80銘柄をほぼ均等に分散投資するETF。
この均等分散が、他2種類のETFとの決定的な違いになります。
さらにSPYDの直近配当利回りは、6.48%と他2種類より頭一つ抜けて高いです。
ちなみにSPYDは高配当銘柄のみを投資対象としており、年2回のリバランスにより常に対象商品が変わります。
純粋に利回りが高いほうが良いですよね(笑)
ただSPYDは設定日が2015年と、他2種類よりも歴史が浅く実績が少ないのが欠点。
また、増配率も未知数なので少々不安はあります。

余談ですが、どのETFもコストが驚くほど低いですね!
【SPYDの評価】みんなの意見

ここまで、SPYDの特徴を私なりに評価しました。
私だけの意見では物足りないので、今度はみんなが思っているSPYDの評価を紹介します。
あぁ、だめ… 恥ずかしくて言えない
— (`・ω・´;)幽霊船 (@yuureisen10000) September 22, 2020
SPYD -16.67%で持ってるなんて(´;ω;`)
私が知るSPYDの歴史
— 日比谷タクミ 🎎資産形成×キャリア形成🎎 (@Hibiyatakumi) February 23, 2021
配当が高いETFとして各証券会社人気ランキングでトップ10常連→コロナショックで22ドルまで下落→インデックス派や一部インフルエンサーなどがSPYD叩きを始める→影響された個人投資家が売る→強く上昇し、コロナ前水準まで復活→影響された個人投資家が高値で買い検討←イマココ
SPYDをこれから買いたい人に伝えたいこと★
— みらいあせっと@東北投信🇨🇦🌴🇹🇭🍤 (@instockexnet) February 24, 2021
・スマートベータだよ?
・確定申告の外国税控除は大丈夫?
・下落相場では大きく値下がりするよ?
・値下がりと共に分配金額も大きく下がるよ?
・ダメな高配当株ETFの筆頭としていろいろ言われるよ?
SPYD最近爆上げですね😆
— きったん🐧キャリア形成 (@JayuuiGyedan) February 23, 2021
この1-2年で暴落してた時に買えた人ボーナスステージやったかもですね💹 pic.twitter.com/HxwBDmlAzH
SPYDのフォローをする投資家たちの間違ってるところは、パフォーマンスの話んした時点でこっちの土俵に上がってるのが駄目なんだよ
— ぽすと❦QQQꆜTECL投資ブロガ (@Post_INDEX) September 27, 2020
パフォーマンス目的でSPYD買ったの?違うでしょ、高配当でしょ?
なら配当率下がった時点で負けだよ、それにパフォーマンスなら直近でもっといい成績のETFあるでしょ
SPYDの値上がりがやばい!売却予定はないのですが嬉しい😀
— ごろう@縁紡ぐ (@goroentsumugu) February 25, 2021
去年10月に310万ぐらいで買ったのに、すでに440万…配当金もすでに5万越えます😆
SPYD否定派も多いのは知っていますが、人と同じことしてたらと思って買って良かった😀#配当 #SPYD pic.twitter.com/PX5yWk99aY
こうしてみるとSPYDは、本当に賛否両論のあるETFですね。
特にコロナ禍の暴落っぷりが酷く叩かれていた記憶があります。
SPYDはこんな人におすすめ

キャピタルゲインで老後の資産形成も必要ですが、老後までのモチベーション維持が難しいのが悩みどころ。
ある程度の金額を投資する必要がありますが、配当金という不労所得が振り込まれれば生活費に割り振ることが可能になります。
そして配当金が増えれば増えるほど、目に見える成果を感じることができ、モチベーションを維持することもできるでしょう。
配当利回りの高いSPYDは、配当金という不労所得を考えている投資家にはぴったりなETFだと言えます。

私もSPYDを保有しています!
SPYDを購入するのに便利な証券会社

SPYDを購入するならネット証券がおすすめ。
ネット証券以外の会社は、ぼったくりと言ってもいいぐらいに手数料が高いです。
その点、ほとんどのネット証券は余計な人件費が無い分、手数料が総合証券会社の10分の1以下と格安。
ネット証券の中でも、特に便利なのがSBI証券です。
SBI証券なら手数料も格安で、SPYDを「定期買付」することも可能。
定期買付は一度設定すれば、自動でSPYDを購入してくれる大変便利なサービスですよ。
自動で購入してくれるから、購入する手間が省けて楽になります。
ちなみに、この定期買付サービスが利用できるのはSBI証券だけ。
この機会にぜひご利用ください。

もちろん私もSBI証券を利用中!
まとめ:SPYDの評価は?構成銘柄や他の高配当ETFとの違いも紹介
SPYDは低コストで高配当銘柄に投資することができ、高い配当利回りを期待できるETF。
セクター比率は配当利回りの高い金融や不動産と、リスクを軽減する公益事業の割合が多めとなっている、珍しいけどバランスの取れたポートフォリオとなっています。
また、他の米国高配当ETFと違い、ほぼ均等に分散投資している点も注目すべきポイントです。
他の米国高配当ETFとは完全に違う、珍しいタイプのETFをポートフォリオに組み入れたい人は、ぜひSPYDの購入を検討してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!よしなに!
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