
どうもアイスです。よしなに!

- VYMってどんなETF?
- 構成銘柄や配当利回りは?
- 他のETFとの違いも知りたいな
このような疑問に応えます。
VYMとは、多くの高配当株に幅広く分散投資するのが魅力の米国高配当ETFです。
ここでは、VYMの構成銘柄や配当利回りに加え、他の高配当ETFとの違いを詳しく紹介します。
本記事を参考にすると、VYMの特徴を詳しく理解でき、あなたが購入するべき高配当ETFが分かります。
- VYMとは?
- VYMの上位10銘柄
- VYMのセクター比率
- VYMの配当金推移
- VYMと他の米国高配当ETFとの違い
- VYMはこんな人におすすめ
- VYMを購入するのに便利な証券会社
VYMとは?
VYM(正式名称:バンガード・米国高配当株式ETF)とは、世界第2位の資産運用会社バンガード・グループが運用するETFです。
指数 | FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス |
設定日 | 2006/11/10 |
構成銘柄数 | 約400 |
経費率 | 0.06% |
配当回数 | 年4回 |
直近配当利回り | 4.10% |
※2020年3月時点
どの米国ETFにも言えることですが、経費率が格安です。
特にバンガード・グループのETFは、資産規模が大きくなると、信託報酬(経費率)の見直しが行われます。
参考までに、2016年の経費率は0.09%でしたが、2020年現在では値下げされて0.06%となっています。
例えば、100万円投資したとしても、1年間の費用は600円です。
1日あたり、わずか1.6円です。
こんなに安すぎると、逆に不安になりますね(笑)
VYMの上位10銘柄
VYMの上位10銘柄は以下の通りです。
銘柄 | セクター | 比率 |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 金融 | 3.816% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | ヘルスケア | 3.764% |
P&G | 生活必需品 | 2.950% |
AT&T | 通信サービス | 2.709% |
インテル | 情報技術 | 2.547% |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 通信サービス | 2.362% |
エクソンモービル | エネルギー | 2.295% |
コカ・コーラ | 生活必需品 | 2.161% |
メルク | ヘルスケア | 2.055% |
ファイザー | ヘルスケア | 1.959% |
※2020年3月時点
VYMは上位10銘柄で、全体の約27%を占めていて、どの株も超が付くほどの優良企業株となっています。
どの株も、名前ぐらいは聞いたことがある企業ではないでしょうか?
その理由は、VYMが配当利回りが市場平均を上回る大型株を中心に構成されているからです。
また、高配当な大型株を中心に構成されているにも関わらず、構成銘柄数が約400銘柄と多いので分散力の高いETFと言えるでしょう。
VYMのセクター比率
VYMのセクター比率は以下の通りです。
金融 | 18.3% |
消費財 | 14.4% |
ヘルスケア | 14.1% |
テクノロジー | 10.6% |
公益 | 9.5% |
消費サービス | 9.2% |
資本財 | 8.3% |
石油・ガス | 7.1% |
電気通信 | 5.2% |
素材 | 3.3% |
※2020年3月時点
VYMは、景気に敏感な金融セクターの比率が1番多いのが特徴です。
そして、不況時にも強い消費財セクターやヘルスケアセクターを2番目と3番目に比率を多くすることで、うまくリスクを分散しています。
つまり、不景気でも強いディフェンシブセクターの比率が多いので、配当金を目的とした長期保有に適したETFと言えるでしょう。
ちなみにVYMは、不動産セクターを含んでいません。
VYMの配当金推移
VYMの配当金推移は以下の通りです。
2019年 | 2.8418ドル |
2018年 | 2.6492ドル |
2017年 | 2.4011ドル |
2016年 | 2.2060ドル |
2015年 | 2.1490ドル |
2014年 | 1.9080ドル |
2013年 | 1.7490ドル |
2012年 | 1.5930ドル |
2011年 | 1.3270ドル |
2010年 | 1.0910ドル |
2009年 | 1.1680ドル |
2008年 | 1.4430ドル |
2007年 | 1.3570ドル |
配当金は年に4回で、3月・6月・9月・12月に支払われます。
VYMの配当金は、表を見ても分かる通り、リーマンショックの暴落時以外は、順調に増配を続けているので右肩上がりです。
ちなみに直近利回りは、4.10%と高水準となっています。

リーマンショックを乗り越えた実績は非常に心強いですね!
VYMと他の米国高配当ETFとの違い
「VYM」の他に、競合する米国高配当ETFは、「SPYD」と「HDV」があります。
VYMと他の米国高配当ETFとの違いを、簡単に説明します。
※2020年3月時点
経費率は、VYMが1番安く見えますが、その差はほとんどありません。
それにしてもどのETFも低コストですね。ここが投資信託よりもETFの優れた部分だと言えるでしょう。
VYMは他の2種類より直近配当利回りは低いですが、構成銘柄数が約400と幅広く分散していて、さらに増配率が高いのが強みです。
現在の配当利回りはHDVのほうが高いですが、その差は年々小さくなっています。
SPYDは全体の約2割が不動産セクターですが、VYMは不動産セクターを含んでいないところも違いますね。
VYMはこんな人におすすめ
VYMの配当利回りはSPYDとHDVに負けますが、景気に敏感な不動産セクターを一切含んでなく、ディフェンシブな銘柄が多く含まれているので非常に安定しています。
さらに増配率が高く、分散力もあるので長期的に安定した配当を狙いたい人にぴったりなETFだと言えるでしょう。
まとめ:VYMの構成銘柄や配当利回りは?他の高配当ETFとの違いも紹介
VYMは、配当利回りが他の米国高配当ETFに比べて低いですが、最も癖が無く安心して長期的に保有するのに向いているETFです。
そして、分散力と増配率の高さに加えて過去の暴落を乗り越えた実績もあります。
仮に、このままの増配率が続くなら、数年後にはトップの配当利回りになる可能性が高いでしょう。
数年後の配当利回りに期待したい人はぜひ購入を検討してみてください。
VYMを購入するのに便利な証券会社
VYMを購入するなら、ネット証券がおすすめです。
実際に店舗がある総合証券会社や、銀行はほとんどぼったくりのような手数料です。しかし、ネット証券なら余計な人件費がない分、手数料が格安です。
特にVYMを購入するなら、ネット証券の SBI証券 がおすすめ。
手数料も格安だし、定期買付を設定すれば、自動でVYMを購入してくれるので手間が省けます。
ちなみに、VYMの定期買付サービスはSBI証券だけの機能です。
この機会にぜひご利用ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!よしなに!
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